>> 現在の場所: ホーム >>ブランドのポリシーである大型ケースで躍動する「日本の美」
ブランドのポリシーである大型ケースで躍動する「日本の美」
テンデンスは、スイス発祥のファッションウオッチブランド。その共同創業者であるイタリア系スイス人のガブリエル・ジェルミーニ氏が実は大の親日家で、コロナ禍以前には何かにつけて年に何度も来日するほどだった。そんな彼が日本を想い、日本文化と日本の四季をモチーフにしたのが本作「ジャパンアイコン」である。


ガブリエル氏が表現したかった日本は、「富士山」「着物」「桜」。それぞれのモチーフを腕時計にまとめるために「冨嶽三十六景神奈川沖浪裏」や、「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」を選んだのである。注目すべきは、何層にも分けて作り込まれた文字盤だ。テンデンス最大の特徴である柱型の数字インデックスと、その造形を際立たせるすり鉢状の文字盤外縁。フラットな文字盤中央には白浪立つ海の奥に見える富士山や、青海波(せいがいは)に囲まれた役者絵を別体パーツで取り付けられており、クオーツとは言えよほど5万円台では割りに合わなそうな作り込みがなされている。


前ページ: パネライが好き!という男性は多いもの
次ページ: シンボリックなダイバーズがタイアップモデルとして登場