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ポルトギーゼの秒針の位置は“6時位置”にある
文字盤に設けられた“小針”と“小針用の文字盤”は、「インダイヤル」と呼ばれます。私たちはこのインダイヤルを“目”に例えて、その数に応じて「2つ目」や「3つ目」と呼びます。通常、ETA社の7750を搭載するクロノグラフは「3つ目」なのですが、ポルトギーゼは「2つ目」です。http://www.wshop2345.com/


さらに、秒針の位置にも注目してください。通常の7750は、秒針の位置が“9時位置”なのに対して、ポルトギーゼの秒針の位置は“6時位置”にあるのです。


 前者の「2つ目」の話はよくあることで、「3つ目の一つを隠すだけ」で実現できます。つまり、クロノグラフの“時”積算計を省けば、残った“分”積算計と秒針で「2つ目」になるのです。しかし、後者の「秒針の位置が違う」という話は、普通ではありません。なぜなら、針は歯車と同軸に取り付けられる部品だからです。


 ちょっと説明します。文字盤の奥のムーブメントまで覗くと、設計上、秒針の同軸には「秒針用歯車(4番車)」があるはずです。7750なら、“9時位置”に秒針用歯車があり、同軸に秒針を取り付け、文字盤上も“9時位置”に秒針がくるのです。つまり、設計上、秒針が付く位置は決まっているのです。しかし、ポルトギーゼは秒針が“6時位置”にあります。これは、ムーブメントに手を加えない限り、起こらないことです。


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