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つねに時計の新たな可能性を切り拓いてきたル・ブラッシュの雄
オーデマ ピゲは、1875年に創業してから変わらずジュウ渓谷で独立経営を続けてきた。複雑時計の製作を得意とし、過去をさかのぼれば1882年から1892年の間に製造した1600個のタイムピースのうち、80%はひとつ以上のコンプリケーションを積んでいたという記録も残る。http://www.wshop2345.com/


このようにハイエンドウオッチメイキングの道を歩んでいたオーデマ ピゲは、1972年に誰も予想しなかった腕時計を発表する。それが、現在もラグジュアリー・スポーツウオッチのパイオニアと名高いステンレススチール製の「ロイヤル オーク」である。時計デザインの巨星ジェラルド・ジェンタが描いた潜水服のヘルメットをモチーフにした八角形ベゼルとそこに打たれたビスは、ケースバックを完全にロックし、薄型設計ながら50m防水を確保。表から見えるマイナスネジの向きが整然と並ぶ様は、それだけでロイヤル オークが超高級機と共通する流儀で作られたことを示すのに十分だった。その価値は世の時計好きが徐々に認めるところとなり、まもなく誕生から半世紀を迎えるいまや時計界全体を見渡しても入手困難モデルの筆頭に挙げられている。


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