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知っておきたい「汎用ムーブメント」と「自社製ムーブメント」
後述する自社製ムーブメントが近年では付加価値の一つと捉えられていますが、スイスでは伝統的にエボーシュが用いられてきました。


なぜならスイスレプリカ時計産業では垂直分業型の生産体制が主流であったためです。「餅は餅屋」とでも言うべきか、文字盤は文字盤サプライヤーに、ケースはケースサプライヤーに、そしてムーブメントはムーブメントサプライヤーのエボーシュを用いて、ブランド各社では組み立て・調整を行ったうえで「腕時計」として販売する、といった仕組みが受け継がれてきました。


なお、一定以上の価格帯で用いられるエボーシュは、ETA社・セリタ社の二社が代表的です。


この二社は低コストでムーブメントの量産を実現していること。製造から一定期間を経ているため実績があり、信頼性や高い性能を既に有していることから、多くのブランドが採用しています。


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