パテック フィリップといえば、ラストイヤーとなった「ノーチラス」の話題で持ちきりだった。しかし新しい年を迎えたパテック フィリップは、後ろを振り返らず、進化を続けている。今年「Watches & Wonders」で発表した新作の中にスポーツウォッチは1つもない。アピールする方法はほかにもたくさんあることを、このブランドはよくわかっているようだ。
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新作の紹介に入る前に、何が見当たらないのか考えてみよう。「ノーチラス」や、そのさらにスポーティな弟分である「アクアノート」の新作は1本もない。パテック フィリップは、長いウェイティングリストと、さらに高騰するオークションの価格を見て、「そんなものクソ食らえ」と思ったのかもしれない。この変化について、パテック フィリップは割り切り、あっけらかんとしている。
それでも、インスタグラムのネタになるような時計は満載だ。ダイヤモンドやサファイアをあしらった複雑なもの、ヴィンテージ市場からの流用、ブルーやグリーン、そしてパテック フィリップの特徴であるオパーリンの文字盤をもつものなど、さまざまだ。
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