>> 現在の場所: ホーム >>2022新作 伝説のトゥールビヨンをリスペクト
2022新作 伝説のトゥールビヨンをリスペクト
レプリカ時計フランク ミュラーより、ブランド創業30周年を記念する2022年の新作として「トノウ カーベックス 30th」が登場します。フランク ミュラーのアニバーサリーイヤーを記念するモデルは、シンプルな3針ウォッチです。「複雑時計の巨匠」フランク ミュラーは節目の年の記念モデルをコンプリケーションにせず、その代わりに貴重な象徴を与えました。この時計の文字盤表面に施されたギョウシェは “ダミエ”(damier)、市松模様を描く網目状の模様です。見慣れないこのギョウシェは、フランク ミュラーにとって特別な意味を持つものなのです。


 フランク ミュラーは過去に1年のみ、限られた2つのモデルにこのダミエ模様を用いたことがあります。フランク ミュラーの歴史上でも特別なそのモデルは「インペリアル トゥールビヨン」と「トノウ カーベックス ミニッツリピーター トゥールビヨン」、いずれも1996年の作です。この2作でフランク ミュラーは、トゥールビヨンのケージを、上下3振りずつの剣型でかたどりました。これには動き続ける剣で悪魔を祓い、持ち主を災いから護るという意味が込められており、複雑機構に寓意と物語性を重ねるフランク ミュラーの哲学的な時計造りの真髄を描くものでした。なおかつ「トノウ カーベックス ミニッツリピーター トゥールビヨン」は、トノウ カーベックス トゥールビヨンにミニッツ リピーター作動インジケーターを組み込んだ、画期的なモデルでもありました。これらの記念碑的な時計にたった一度のみ、ダミエ柄が与えられたのです。


 30周年記念モデル「トノウ カーベックス 30th」は、その貴重な歴史を掘り起こしました。トゥールビヨンではないその腕時計は、フランク ミュラーにとって重要な“トゥールビヨンとダミエ柄の故事”を読み返す、特別な腕時計です。過去4半世紀にわたって存在しなかった伝説の“ダミエ”が、もう一度蘇ります。


前ページ: タグ・ホイヤー 道端ジェシカさんがタグ・ホイヤー(TAG Heuer)
次ページ: 記念エキシビション開催告知と「時計のはなし」2022年版が登場