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カルティエ元従業員による営業秘密持ち出しを主張
レプリカ時計カルティエ(CARTIER)は、ティファニー(TIFFANY & CO.)がカルティエ(CARTIER)の元従業員を雇用し、カルティエのハイジュエリーに関する内部情報を引き出そうとしたことが営業秘密の侵害だと主張し、不正競争などを理由にティファニーと、カルティエの元従業員のメーガン・マリノ(Megan Marino)を提訴した。


訴状によると、「カルティエは元従業員が機密情報と営業秘密を持ち出した直接的な証拠を発見した」という。ティファニーは本件訴訟について、「根拠のない主張を否認し、自分たちを守るために積極的に戦う」とコメントしている。


カルティエから提訴されている元従業員のマリノは、カルティエ ノース アメリカに9年在籍し、マーチャンダイジングおよびジュエリー部門のアシスタントマネージャーを務めていた人物。2021年12月にカルティエを退社。訴状によると、ティファニーがマリノを雇用したことについてカルティエが問題視し始めたころに、2カ月足らずでティファニーを解雇されているという。


マリノが署名した宣誓供述書には、ハイジュエリー部門のマネージャーとして引き抜かれた経緯が記されている。ティファニー本社で実施された初回の面接の後に、マリノはカルティエの業務で使用しているコンピューターと共有フォルダの中から「ティファニーでハイジュエリーのマーチャンダイジングを担当するために参考になると思われる文書を探し」、それを自分の個人メールに転送したという。これらの文書は後にマリノがティファニーの業務で使用するコンピューターにアップロードされ、また、ティファニーの求めに応じて日常的にカルティエの従業員と連絡を取り、内部情報を聞き出そうとしていたという。


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