耐磁時計で現在製造されているものは12,000A/m~80,000A/m程度のスペックですが、オメガのマスタークロノメーター搭載機は、1,200,000A/m(15,000ガウス)と従来の耐磁性能を大きく上回るスペックを持ちます。
マスタークロノメーターは軟鉄製ケースを用いるのではなく、ムーブメントのパーツ自体を非磁性体部品で構成する、という非常に高度な製造技術が採用されています。
これにより磁気を遠ざけるのではなく、磁気自体気にする必要がなくなりました。
特にシーマスターに関しては、持ち味である防水性をそのままに、1,200,000A/m(15,000ガウス)の耐磁性能が備わっており、見た目スペックともに最高品質の時計に仕上がっています。
オメガ マスタークロノメーター
出典:http://www.wshop2345.com/category/type_b33703/
マスタークロノメーターは順次オメガウォッチに搭載されており、近年はスピードマスターにも採用されるようになっています。
この脅威の耐磁性能は、オメガの中ではもはや当然となりました。
もちろん私たちの日常生活でこれほどの高い磁気に晒されることはありません。
しかし、高い技術を有するメーカーにのみ許されたオーバースペックはそのまま該当モデルの付加価値となり、特別な意味を添えるに至ります。
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