Cal.770は、振動数も一般的なハイビートで、パワーリザーブも昔ながらの“約1日半”相当です。しかし、テンプに「ジャイロラボ」という新たな形状のものを持ち込み、空気力学的に有利なテンプを搭載しています。
もちろん、ジャイロラボを採用したこともCal.770の注目点のひとつですが、私としては、“部品点数”に注目すべきだと思います。なんと、シンプルな“3針+デイト”のムーブメントでありながら、レプリカ時計部品点数が「275個」もあるのです。比較対象を挙げるなら、従来のジャガールクルトの“3針+デイト”ムーブメントのCal.899でしょうが、こちらは部品点数「219個」です。比較をすると、いかにCal.770の部品点数が多いかわかります。
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