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パテック フィリップ 世界初の機構搭載のトラベルタイム
パテック フィリップは、12時間表示の時針を2つ持ち、一方をローカルタイムに合わせられるトラベルタイムと年次カレンダーという、いずれも得意とする機構を初めて組み合わせてみせた。古い写真機のボディをモチーフとしたというざらつきのある質感のダイヤル仕上げが、パテック フィリップでは実に新鮮。インデックスと針も、往年の航空時計を彷彿とさせ、レトロな印象である。そしてケースサイドの全周には、クル・ド・パリが彩る。
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これまでボタン式だったトラベルタイム機構はリューズ操作に変更されたが、時針を前後に動かせる利便性の高さは、そのまま継承する。そしてローカルタイムに一方の時針を合わせる際に深夜0時をまたぐと、年次カレンダーのすべての表示が連動する世界初の機構を、パテック フィリップは開発した。これまで月の大小をメモリしていた日車に載せたイルカ型カムは一方向、すなわち進む方向にしか機能しない。そこで日車ではなく、それを動かす24時間車に長さが異なる2叉フォーク状の突起で日車を1日送るか、2日分送るかを決める設計とし、ローカルタイムを前後いずれに操作しても、カレンダーが連動できるようにしたのだ。実に巧妙な改良で、2つの実用的機構のマリアージュをかなえた。


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